企業とは、働くとは、仲間とは――。 破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

著者:田中修治
出版社: 幻冬舎 (2018/9/5)

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こんな人、こんなシーンにおすすめ

  • 起業したい人、不動産投資を拡大したい人
  • 現在壁にぶつかっている人
  • 経営者のマインドを知りたい人

実話をもとにした、傑作エンターテイメントビジネス小説

株式会社オンデーズ代表取締役社長の田中修治の自叙伝風フィクション。2008年に借金14億円を抱え、倒産寸前の同社を個人で買収、2013年には海外進出するなど「同社を再生させる」までの話を、物語形式で読みやすく描いている。
そして、何度も何度も襲ってくる「倒産の危機」をどうやって乗り越えてきたかを、生々しく、そして時には勇気をもらいながら描かれています。

絶対に無理な難所や危機を突破するためには

仮に、「株式会社オンデーズ」と言う会社が現在も潰れていないことを知らずにこの本を読み始めたとしたら、読み進めるうちに「今度こそ倒産した」と思っていたと思います。それほど、次々にこれでもかとトラブルや危機が起こります。
もし私がその「沈没寸前の船」に乗っている状況にいたら、少しくらいの痛手を負ってでも損切していたと思います。
でも、著者は決して諦めずに、最後まで「乗組員」である従業員を信じ、そして戦い続けました。その結果、14億円以上もあった借金を返済し、今では売上高160億円の会社にまでに成長しています。

書籍の中で出てきた、大切な3つのポイントを紹介します。
・ブランドコンセプト(イメージ)をしっかりと持つこと
・苦しい時こそ行動すること
・人が運命を切り開くこと

これは、どんなビジネスにも当てはまることです。とりわけ不動産投資を考える上では、大事なファクターにもなります。
おそらく、皆さんがこの書籍を読み終わった後に、「やっぱり自分には無理だ」と思うよりも、「絶対に自分も切り開いてみせる」とポジティブな気持ちになると思います。それほどまでに、強いメッセージ性のある書籍です。

書籍の中で何度も出てくる言葉があります。私はこの言葉で、とても勇気をもらいました。「倒れるときは前向きに!」
ぜひ皆さんも、勇気をもらえるこの書籍を読んでみてはいかがでしょうか。

書籍の評者

真木 寿人
ファイナンシャルアカデミー認定講師

1980年生まれ、東京都出身 大学卒業後、金融業界に約1年従事。その後ITコンサルのマーケティング部へ転職し10年間勤務、現在に至る。普通のサラリーマンの給与だけでなく、複数のキャッシュポイントを得るために、現在も奮闘中。2013年からファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールの受講を開始。その後、地方高利回り物件を合計3棟購入。毎月の家賃収入は100万円を超える。

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真木 寿人