遊んでいても大金が手に入る!? 人生、楽に稼ぎたいなら不動産屋が一番!
著者:吉川 英一
出版社:ダイヤモンド社 (2018/3/15)
こんな人、こんなシーンにおすすめ
- 不動産投資の知識を使って別のキャッシュポイントが欲しい人
- 不動産投資が好きで更に極めていきたい人
- 宅建士の資格を持っているが、まだ活用できていない人
街の不動産屋が潰れないカラクリ解説
富山県在住の個人投資家の著書です。年収360万円から低位株投資で資金を貯めて、不動産投資を開始し、サラリーマンをセミリタイアする。そして、不動産投資の知識を使って、更なるキャッシュポイントを得る方法として、不動産賃貸業を自ら開始し、年に数回の物件仲介で1000万円以上の手数料収入を得ることに成功していきます。
不動産賃貸業を開設する方法から、実際の業務の話まで、とても分かりやすく、実例も多く書かれた一冊です。
投資×仲介の二足のわらじの旨味
通常は、目標を設定したうえで不動産投資を志して、実際に投資物件を購入して行く人が多いでしょう。それだけではなく、目標を達成し、次に維持していくポジションになった時に、どのように物件を入れ替え、そして毎月のキャッシュフローを維持していくかを考えることも必要です。
また、サラリーマンをセミリタイアしたいと考えている場合、賃貸業だけで生計を立てていくのも心配があると思います。
そんな時に、不動産投資の知識も役立つ「不動産屋」になってしまうと楽ですよと言う切り口で展開されるのがこの書籍になります。
「不動産投資×不動産屋」の2つのキャッシュポイントがあるのは、確かに理想的だと思います。毎月の家賃収入があり、そこに年数回の仲介手数料が入ってくる。まさに給与=家賃収入、ボーナス=仲介手数料と言った感じですよね。
書籍にも書いてありますが、不動産屋になるために必要なことは「宅建士」の資格を取得することが必須ではありますが、正直、他の開業時に必要な資格よりも、難易度は低いと思います。
実際に、勉強が苦手な私も一発で合格できましたので(笑)。
実務についても、固定費を発生させないために自宅で開業をし、不動産ポータルサイトを使って物件情報をやり取りすることで特別なネットワークは不要になります。このような他の業種で開業するよりも、ハードルが低い点も特徴だと思います。
そして、経験値を積むことにより、不動産投資業も更なる磨きがかかってくるかと思います。投資だけではなく、不動産屋に少しでも興味がある人は、ぜひ一度読んでみてください。
書籍の評者
真木 寿人
ファイナンシャルアカデミー認定講師
1980年生まれ、東京都出身 大学卒業後、金融業界に約1年従事。その後ITコンサルのマーケティング部へ転職し10年間勤務、現在に至る。普通のサラリーマンの給与だけでなく、複数のキャッシュポイントを得るために、現在も奮闘中。2013年からファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールの受講を開始。その後、地方高利回り物件を合計3棟購入。毎月の家賃収入は100万円を超える。
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